日々、生活をしながら「生きづらい」と感じている方は少なくないのではないでしょうか。
また、生きづらいと感じることを「甘えだ」「自分が弱いからだ」と決めつけ、自分を責めている方も少なくないでしょう。
しかし、生きづらさを感じる人には元々の性質や共通の特徴があり、それぞれに対処法が存在するため、決して「甘え」ではありません。
今回は、生きづらさを感じてしまう人の特徴と、生きづらさを感じた時の対処法をまとめて紹介します。
「日々の生活で生きづらさを感じている方」や「生きづらさの対処法を知りたい方」は、ぜひ参考にしてください。
生きづらいと感じることは甘えじゃありません
生きづらいと感じることは決して甘えじゃありませんが、「自分が甘えているだけかも」と思うことはよくありますよね。
とくに日本は現在においても、つらいことを我慢して絶えることが美徳だという文化が根付いています。
キャパシティは人それぞれ異なるのにそれ以上の苦労が「普通」なんて言われると、つらいと感じるようになるのは当然です。
筆者個人としてはむしろ、人それぞれのキャパシティを考慮せず体育会系のような文化を押し付けることこそが甘えではないか?と日ごろから考えています。
そして無理をしすぎた人が人間不信になったり倒れたりしても、押し付けた本人は責任を取ってくれません。
おかしい世の中だ、と思いますね。
生きづらさを感じる人の特徴は?
まずは、生きづらさを感じる人の特徴について紹介します。
ご自身が当てはまる特徴があるかをチェックしてみてください。
自己犠牲をしてしまう
一つ目は、自己を犠牲にしてしまう人です。
これは、他人の顔色を伺って自分の意見を全く言うことができないことが多く、生きづらさを感じてしまいます。
相手の機嫌を損ねることや、その場の雰囲気が悪くなることを恐れ、「私が我慢すれば丸く収まる」と考えてしまってはいないでしょうか。
また、「自分がどうしたいのか」ではなく「相手がどうしたいのか」を考えて、それに沿った行動を取ろうとする特徴もあります。
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感受性が強い
二つ目は、感受性が強い人です。
感受性が強いことで相手の気持ちを察し、相手が苦しんでいると自分も苦しくなり、相手が悲しんでいると自分も悲しくなってしまいます。
これは、他者との境界線ができていない人に多く、「自分は自分」と思うことができないため、他人の痛みや悩みを自分のことのように感じてしまうのです。
また、中には身近な人だけでなく有名人の訃報などの悲しいニュースなどを観ることができないという場合もあり、そのようなニュースを知ると深く傷ついてしまうという特徴もあります。
完璧主義である
三つ目は、完璧主義な人です。
完璧主義の人は「0か100」という思考であることが多く、視野が狭くなり生きづらさを感じてしまいます。
「完璧でないと自分を褒めることができない」「完璧でなければ失敗」と考えてしまう人は少なくないのではないでしょうか。
このような考えでは、失敗を恐れるあまり何かに挑戦することへのハードルが高くなってしまい、人生がつまらなく辛いものになってしまうでしょう。
また理想が高いことが多く、現状とのギャップに苦しむ場合もあります。
生きづらさを感じた時の対処法
ここまで、生きづらさを感じる人の特徴について紹介しました。
ご自身に当てはまる特徴は、ありましたでしょうか?
ここからは、そんな生きづらさを少しでも改善するために、対処法を紹介していきます。
①悩みを紙に書き出す
一つ目は、悩みや生きづらいと感じる点を紙に書き出す方法です。
紙に書き出すことで、漠然とした悩みや言葉にできないモヤモヤや違和感が可視化され、客観的になります。
頭でモヤモヤと考え続けるのではなく、具体的に「何が嫌なのか」「どんなことに困っているのか」などを書き出し、その解決策を考えましょう。
紙に書いているうちに冷静になり、モヤモヤが消えてくるでしょう。
「いつも頭の中で嫌なことを考えるクセがある方」は、ぜひ試してみてください。
②視野を広げる
二つ目は、視野を広げることです。
具体的には、悩みや生きづらさを感じている問題に対して「他に選択肢はないのか」「絶対に避けられない問題なのか」などを考えてみるなどの方法があります。
その他、自分の憧れている人や尊敬できる人を思い浮かべて、「あの人ならどう行動するだろう」「あの人ならこう考えるのではないか」などを考えるのも有効です。
生きづらさを感じている時は視野が狭くなってしまうので、「他にも選択肢はあるはず」という視点を持ってみるといいでしょう。
③運動をしてリフレッシュをする
三つ目は、運動をしてリフレッシュをすることです。
運動することでストレスが軽減されることが証明されています。じっとして考え込むのではなく、軽い運動をしてみるといいでしょう。
また、キツい運動をすることで他のことが考えられなくなり、生きづらさを感じる問題や悩みから一旦離れることができるというメリットもあります。
「体ではなく頭の中がばかり動いている方」や「悩みがあると動けなくなってしまう方」は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
④ありのままの自分を受け入れる
四つ目は、ありのままの自分を受け入れることです。
例えば、仕事で失敗をしてしまった時に「自分はなぜあんな簡単なこともできないんだ」などと責めるのではなく、失敗してしまった自分を受け入れます。
このように、よく出来た時だけ自分を褒めるのではなく、よく出来なかった時の自分をも認めることで「自分は自分の一番の味方である」という安心感が生まれます。
ありのままの自分を受け入れることを続けるうちに、生きづらさを感じることが減っていくでしょう。
「いつも自分を責めてしまう方」や「人から責められていると感じる方」は、ぜひ試してみてください。
⑤辛いことから距離を置く
五つ目は、辛いことから距離を置くことです。
先述したように生きづらさを感じる人は、完璧主義で自己を犠牲にしてしまう人が多いため、どれだけ辛くても一生懸命に頑張ってしまうことがあります。
しかし、時には問題から逃げたり、距離を置いたり、避けてもいいということを知っておきましょう。
「生きていることが辛いほど悩んでしまっている方」は、「問題から逃げてもいい」ということを絶対に覚えておいてください。
まとめ:生きづらさを感じたらすぐに対処しよう
今回は、生きづらさを感じる人の特徴と対処法をまとめて紹介しました。
紹介した対処法を参考に、ご自身が辛くないように工夫して過ごしてみてください。
この記事が、「日々、生きづらさを感じている方」や「生きづらさの対処法を知りたい方」の参考になりましたら幸いです。