仕事で詰められるのが当たり前になっていると悩んでいませんか。

心が折れそうになることもあり、「自分が悪いのか」と悩むことも少なくありません。

そこで、この記事では仕事が詰められるのが当たり前になっている理由と解決法を紹介します。

仕事で詰められる状況をどうにかしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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【前提として】自分が悪いと思いつめないで!無理をしてまで働かなくていい

仕事で詰められるのが当たり前になると、「自分が悪い」と思うかもしれませんが、自分を責めすぎることは控えましょう。なぜかというと、詰められる理由はあなたが悪いわけでなく、上司や社風が原因であるケースが多いからです。

自分を責めすぎると、毎日夜遅くまで仕事をするのが当たり前になり、十分な睡眠がとれず体が疲弊してしまいます。また、心もダメージを受けやすくなり、どんどん辛くなってしまいます。

会社はあなたを組織の一員として見ていますが、あなたの人生を背負っているわけではありません。

仕事が原因で心身に悪い影響を及ぼしたとしても、会社が責任を持つことはなく、治療に時間と労力を費やすのはあなた自身です。

これからの人生を考えると、心身無理をしてまで働く必要はなく、健康を一番大事に考えてほしいです。

当ブログでは、仕事や働き方に関する情報発信をしています。「代わりがいないから仕事を休めない問題」の原因と対処法についての記事も合わせてご覧ください。

仕事で詰められるのが当たり前になっているときの脱出法

仕事で詰められるのが当たり前になっているときの解決法を紹介します。

まずは自分と向き合う

まずは自分の仕事量、感情と健康状態に向き合いましょう。

仕事量と向き合う時に大切なのは、「同僚はこれだけの仕事ができるから自分もできるはず」と比較しないことです。

1人ひとりのキャパシティは異なるため、あなたにとって適切な仕事量なのかを考えます。

また、感情や健康状態に向き合うことで、自分の不調を知れますし、以下で紹介する人事へ相談する際にも役立ちます。

上司にされる質問の種類を冷静に確認する

詰められていると視野が狭くなり、普通に質問されていてもすべて詰められているかのような感覚に陥ります。

多くの上司は部下の言うことすべてに反論したいわけではなく、質問や疑問といった普通の問いかけも投げかけているはずです。自分は普通の質問をしているのに部下がずっとおどおどしていたら、上司は良い気分ではありません。

びくびくせずに毅然とした態度を意識するだけでも、上司や周囲の反応は変わってくるでしょう。

あなたの行動が周囲に認められるようになると、社内で助け舟を出してくれる人も出てくるのではないでしょうか。社内で助けようとしてくれる人が出てくると気分的にも落ち着きやすくなり、毅然とした態度を取りやすくなるといった良い循環が生まれます。

そのため上司の質問は、どの種類に該当するのかを冷静に確認してみましょう。

仕事における自分の限界を共有する

詰めてくる人は案外、部下がどんな仕事をどんな方法で進めているのか知りません。

感情的に詰めてくる人には伝わりにくいことですが、以下の点を意識して上司と限界を共有すると、接し方を変えてくれることがあります。

  1. 現在抱えている仕事の納期
  2. 現在抱えている仕事の量
  3. 現在どれくらい大変な状況なのか

部下を、ただ「精神的に追い詰めてやりたい」という理由だけで詰めてくる人は多くありません。そのためきちんと説明すると、意外と素直にこれまでの態度を謝ってくれる可能性があります。

人事に相談する

仕事で詰められるのが、上司や部署の問題であると考えられるなら、人事に相談しましょう。

相談することで、異動を検討してもらえる可能性があります。

なお、詰めている上司本人に相談するのはおすすめしません。

すでに詰められているのが当たり前の状況では、上司との信頼関係が築かれていない状態であると予想され、逆効果になるケースがあるからです。

上司本人に相談すると関係がさらに悪化したり、感情的な反応が返ってくることが多く客観的な解決ができなかったりします。

転職する

転職すると、仕事で詰められるのが当たり前の状況から解放されます。

人事に相談しても取り合ってもらえない、異動するまで期間がかかり耐えられそうにない、あるいは詰めるのが当たり前の社風である場合は、転職が最もよい解決法です。

合わない職場で勤め続けていても、あなたの負担が大きくなる一方です。

現在の職場の雰囲気を変えることは難しいですが、あなた自身が今の環境から抜けだすことはできます。

あなたに合う職場を見つけることで、心身の健康を保ちながら、やりがいを持って働けます。

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仕事で詰められるのが当たり前になっている理由

仕事で詰められるのが当たり前になっている理由を紹介します。

上司から詰めやすいと思われているから

上司から「詰めやすい」と思われていると、詰められるのが当たり前になる傾向があります。

詰めやすいと思われている人の特徴は、感情や意見をあまり表に出さない大人しい人や、仕事への責任感が強くてやさしい人が挙げられます。

そのような人は、上司から「反発しないから言いやすい」と思われてしまい詰められがちです。

上司が自分の評価を気にしているから

上司が自分の評価を上げるために、部下に厳しく詰めるケースがあります。なぜなら、部署の成績によって、今後の上司の昇進や役職、ボーナスの額も決まるからです。

例えば、部署全体の業績が良ければ、その上司は高い評価を受け、昇進や役職の昇格、ボーナスの増額といったメリットを得られます。

反対に、部署の業績が悪ければ、上司が降格になることやボーナスの減額もあります。

上司が他人のせいにしたい、論理的に会話できないから

仕事で詰められるのが当たり前である理由には、上司の性格も影響しています。

問題が起きた時に、自分の責任ではなく他人の責任であると考える上司は、詰めやすい性格になりやすいです。

また、物事を論理的に組み立てて話すのが苦手な性格の上司は、感情が先走って部下を厳しく詰めてしまうことがあります。

当ブログは、大人しい性格の人が働きやすくなるよう、さまざまな情報を発信しています。
仕事の感情を切り離す方法!ストレスを軽減する実践的なテクニックの記事も合わせてご覧ください。

詰めるのが当たり前の社風になっているから

勤めている会社全体の雰囲気として、詰めるのが当たり前とされている場合もあります。

このような社風で長年勤めてきた上司にとって、部下を詰める指導が問題と感じることはほとんどありません。むしろ、部下の成長を願い、よかれと思って詰めている上司もいることでしょう。

上司は自分がされたような詰める指導を引き継いでいるため、部下は耐えることが求められてしまうのです。

自分の感情をコントロールできていないから

感情をコントロールできていないことは、上司と部下どちらにも該当することです。

自分の感情をコントロールできていないために、部下が謝ったり次の行動をしたりしているのにも関わらず、ネチネチと詰めてくる上司がいます。

一人の部下をしつこく詰めていると周囲のモチベーションが下がり、結果として組織内のパフォーマンス低下をまねきます。

また、詰められる頻度が高くなるとネガティブな気持ちになってくるので、部下も感情のコントロールが困難になってくるでしょう。感情のコントロールが上手くいかなければどのような質問でも「詰められている」と感じるようになり、悪循環です。

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「詰められる社員」と「詰められない社員」の決定的な違いとは?

職場で「詰められる社員」と「詰められない社員」には明確な違いがいくつかあります。

そのため一概には言えませんが、詰められない社員になるには仕事で成果を上げた上で、自信を持った態度で行動するようにしましょう。また、上司や同僚と良好な関係を築くことも重要です。

詰められる社員は、舐められやすい態度や言動を持っています。また、社内での立場が弱かったり、常に反抗的な姿勢を見せたりしていることが特徴です。このような態度は周囲からの信頼や支持を得にくく、指摘を受けやすい状況を生み出します。

ここでいう社内での立場とは、上下関係の問題だけに限りません。なぜなら、以下の立場にいる人のことを、詰めにくいと感じる人もいるからです。

  • 多くの同僚に尊敬されている人
  • 社内で発言力がある人
  • 一人の社員から毎日とても怒られている人

「詰められないためには仕事で成果を上げましょう」と言われると、「それができないから困っているんだ」と思う人もいるはずです。そのような人は、上記のうち1や2のタイプを観察して、自分を変える手段がないかどうかヒントを探してみましょう。

仕事で詰められることが当たり前になったときの疑問を解決

仕事で詰められるのは自分が悪いからですか?

いいえ、必ずしも自分が悪いとは限りません。たとえば、詰めることが当たり前の社風であったり上司が自分自身の評価を気にしていたりする場合があるからです。反対に、上司の言うことにいちいち口答えする人は、態度に問題がある可能性もあります。

詰める指導方法がなくならない理由はなんですか?

さまざまな理由があります。有力な説は、詰めてくる上司自身が、これまでに同じ態度で上の上司から接してこられたからでしょう。自分が耐えてきたのに耐えられないのは甘えだ、と考えて部下を指導する人もいます。

仕事で詰められるときはどうすればいいですか?

詰められない職場への転職がおすすめですが、そう簡単にいかない人もいるでしょう。上司がハラスメントで詰めてくる場合はどれだけ考えても良い答えが出ないので、アドバイスを求めることもひとつの方法です。「〇〇さんならどう考えるか、お教えいただけませんでしょうか?」のように相手を傷つけずに伺えば、教えてくれるでしょう。

仕事で詰められたときの注意点はありますか?

自分を責めすぎないことです。視野が狭くなってくるとなかなか難しいですが、「怒られる自分が悪い」と思い込むと、ネガティブな状態から抜け出せなくなってしまいます。

まとめ|仕事で詰められるのが当たり前から抜け出そう

仕事で詰められるのが当たり前の人は、自分の責任だと思うかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

あなたの健康と幸せを最優先に考えて、現状から抜け出してほしいです。

自分自身と向き合って、人事への相談や転職活動をすることで、より健全な職場で働くことができます。

自分に合った職場で働くことで、あなたのよいところを最大限に引き出すことができ、より豊かな人生を送ることができるでしょう。