「人間関係に疲れた」「嫌いな人が多くて辛い」と感じていませんか。
人を嫌いになることイコール悪と考えがちですが、全ての人と上手く付き合うことは難しいです。
そこで、この記事では人を嫌いになる理由や人嫌いを治す方法について解説します。人間関係で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
全ての人に好かれることや全ての人を好きになることはできない
まず前提として、人それぞれ異なる価値観を持っているので、全ての人に好かれることはできず、全ての人を好きになることはできません。
仕事が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。価値観や考え方が異なれば、相手に対して「嫌い」「合わない」という印象を持つのは仕方がないといえるでしょう。
人が嫌いになる理由
人が嫌いになる理由を6つ紹介します。
①同族嫌悪から
1つ目は、同族嫌悪の気持ちからです。
言葉でうまく表現できないけれど、とにかく嫌いな人もいます。実はこの場合、自分の中に隠している自分の嫌いな一面を持っている人を同族嫌悪していることが多いです。
他の人が潜在的に自分の嫌いな一面と同じ性質を持っていることを察知し、自己嫌悪をその人への嫌悪と感じている可能性もあります。
②傷つけられる可能性があるから
肉体的や精神的に傷付けられている、またはこれから傷付けられる可能性がある人に対しては、防衛反応として嫌悪感を抱きやすいです。自分を守るためにも距離を取った方がいいと判断することがあります。
③期待に応えてくれないから
3つ目は、期待に応えてくれないからです。
友達やパートナーなどある程度親しい関係になると、「私のために○○してくれるはず」と期待してしまうことがあります。親しければ親しいほどその期待が大きくなり、その期待を裏切られたショックも大きくなります。
よくあるパターンとしては、付き合い始めた頃は自分に優しくしてくれたのに、何年も一緒にいると「ありがとう」と感謝の言葉がなくなったり、してもらって当たり前という態度をしたりされてしまうことです。
「自分は相手のためにこんなにも頑張っているのに」という無意識の期待を裏切られていると感じやすくなります。
④社会的なマナーができていないから
4つ目は、社会的なマナーができていないからです。
- 挨拶をする
- 間違えてしまった時に謝罪をする
- 身だしなみを整えるなど
上記の通り、社会的なマナーができていない人に対して嫌悪感を抱きます。
⑤嫉妬しているから
5つ目は、嫉妬しているからです。
自分には持っていない才能・地位・名誉などを持っている人に対して嫌いと感じることがあります。嫉妬をポジティブにとらえられると、相手をライバルとみなして自分も近づけられるようにと努力できます。
一方で、嫉妬をネガティブにとらえてしまうと、相手を敵だとみなして相手の足を引っ張ったり蹴落とそうとしたりすることに躍起になってしまいがちです。
⑥相手に嫌われていると感じるから
6つ目は、相手に嫌われていると感じるからです。
自分は相手に対して何も感じていなくても、相手から嫌悪感や嫉妬などを感じると、好きになることは難しいでしょう。嫌われている人に無理に好かれようとするのは疲れるので、無理に近づく必要はありません。
人嫌いを治して自分らしく生きる方法3選
人を嫌うのもエネルギーが必要で、疲れてしまっていませんか。そこで、人嫌いを治す方法を解説します。
相手が嫌いになった理由を整理する
まずは、なぜその人が嫌いなのかを整理します。
上記で紹介した人を嫌いになる理由の中から、どれが当てはまるのかを考えてみてください。例えば、③の期待に応えてくれないからという理由に当てはまる人が多い場合、親しくなった人に期待しすぎてしまっているかもしれません。
このように人を嫌いになる理由を明確化することで、なぜ人嫌いになっているのかが整理できます。
相手から学べることを探す
相手のことを嫉妬から嫌いになっている場合、相手の良いところや自分にはないところを探してみましょう。
心の中で「周りから頼られていてうらやましい」「趣味が多くて楽しそう」などという自分の中に隠れている感情を見つけられる可能性があります。
また、「あいさつもしない」「いつも人の悪口ばかり言う」などの悪い面は、自分は同じようなことをしないようにしようと反面教師にしましょう。
全ての人と仲良くする必要はない
冒頭でも説明したとおり、全ての人と仲良くなるのは無理です。
また、友達や親しい人が多いから良いというわけでもありません。自分が信頼でき、相手からも信頼してもらえる人が少数でもいれば、それは幸せではないでしょうか。
まとめ|人が嫌いになる理由を整理して少しでも生きやすいように行動してみよう
人を嫌いになる理由と人嫌いの治し方を紹介しました。
なぜ人を嫌いになるのかを考えることで、自分の中にある感情や考えを整理し、人間関係や人との接し方を見つめ直してみてください。また、多くの人と仲良くなる必要はなく、本当に信頼し合える人を見つける方が幸福度は上がるでしょう。