大人しい人は、聞き上手や周りに合わせて行動できるなどの長所もありますが、一方で仕事上では「ずるい」や「仕事ができない」といった評価をされることがあります。

なぜ大人しい人が仕事ができないと思われてしまうのか、この記事では4つの理由を解説します。また、ずるいと思われないようにする方法や大人しい人が活躍できる職場の特徴についても解説をしていますので、「大人しい」という性格に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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【結論】大人しい人でも仕事はできる|コミュニケーションを意識して

大人しい性格の人だから仕事ができないのかと言われると、そうではありません。

実際に筆者はブログを書くお仕事やWebライターのお仕事を続けていて、取引先の方からはさまざまなお仕事を任せていただいています。すごく仕事ができる方と比較するとまだまだですが、「仕事ができない」という評価ではないだろうと推測しています。

しかし大人しい性格の方はコミュニケーション不足が発生しやすく、その結果、明るく社交的な性格の人より「仕事ができない」と思われることが多いです。

そのため働く上での必要最小限のコミュニケーションは大切ですが、無理してプライベートな話まですることはありません。以下を参考にしてください。

挨拶や感謝など礼儀は尽くす

まずは挨拶や感謝など、最低限の礼儀を尽くすことです。社会人としてできて当たり前のあいさつや、間違えてしまった時の謝罪、助けてもらった時の感謝などは欠かさずにしましょう。

いくら仕事ができたとしても、基本的な礼儀ができていない人は信頼してもらいにくいです。

仕事上で必要なことは報連相する

大人しい性格だったとしても、仕事上で必要なことは必ず報連相を行いましょう。口頭で直接話すのが苦手であれば、メモに残したりチャットやメールなどで伝えたりするなど方法を変えて伝えてみてください。

プライベートな仕事に関係ないことは職場で話す必要はない

今まで大人しい性格だった人がコミュニケーションを意識しようとすると、今度はプライベートな話をしてしまうリスクがあります。

沈黙が我慢できない、いわゆる「喋るコミュ障」の状態となり、他の人が嫌がるプライベートな話を根掘り葉掘り聞きだしたり、反対にうっかり話してしまったりする人もいます。

筆者には上記とは異なるタイプの「喋るコミュ障」時代がありましたが、これ、一部の人からすごく嫌われるんですよね。たとえ嫌われているのが一部の人であっても仲間内でするどい人がいたらぎこちなさがバレてしまい、関係のない人にまで気をつかわせてしまうのです。

基本的な礼儀をつくし、仕事に必要なことを伝えることができれば、それ以上の話をする必要はありません。

あくまでも仕事上の関係と割り切り、家族や休みの日などプライベートなことは話す必要がありません。余計なことを職場で話さないほうが、職場での人間関係のトラブルに巻き込まれにくいというメリットもあります。

なぜ“大人しい人=仕事ができない”と思われるのか?

大人しい人は一般的に明るく社交的な人よりも分かりにくいため、「仕事ができない」という評価を受けることがあります。「仕事ができない」と思われてしまう理由を4つ解説するので、参考にしてください。

①報連相がおろそかになりがちだから

1つ目は、報連相がおろそかになりがちだからです。仕事上で必要な報告・連絡・相談を話しかけるのが苦手だという理由でしない傾向があります。

報連相をする相手が忙しそうだからと自分が話しかけるのをためらってしまうことで、後から大きな問題に繋がることもあります。特に仕事でわからないことやできないことがあってもそのまま放置してしまうと、仕事ができない人だと評価されやすくなるでしょう。

②指示待ちで自分から動かないから

2つ目は、指示待ちで自分から動かないからです。

大人しい人は「自分なんかが勝手に動いたらまずいだろう」「もっとこうしたらいいと思うけれど自分から発言するのは怖い」と消極的にしか仕事と関わろうとしない方が多いです。自分で気付いたことや必要だと感じたことは積極的に発言をして仕事を進めていけるような人のほうが職場では活躍するでしょう。

③仕事の成果をアピールしないから

3つ目は、仕事の成果をアピールしないからです。複数人で仕事を進めた時に、仕事の分担があいまいで誰の成果がわかりづらいシチュエーションも少なくありません。

その時に特に評価されやすい人は大人しい人ではなく、自分から積極的にアピールできる人です。縁の下の力持ちのようなポジションで頑張ることも必要ですが、自分でアピールをしないと成果として評価されにくいでしょう。

④他人とのコミュニケーションが少ないから

4つ目は、他人とのコミュニケーションが少ないからです。チームで仕事を進める時は、メンバー同士でコミュニケーションを取りながら進捗状況を確認する機会が増えます。

しかし、大人しい人の場合はあまり自分からコミュニケーションを取ることが少なく、「○○さんってチームにいたっけ?」などと存在を忘れられてしまうことも。

大人しい人が活躍できる職場とは?向いている環境の特徴3選

大人しい人でも活躍できる職場はあります。その職場の特徴を3つ紹介します。

限られた人としか関わらない

1つ目は、限られた人としか関わらない職場です。

事務・経理など社内の人間としか関わらない環境だと、大人しい人でもコミュニケーションを取ることに慣れて仕事がしやすいでしょう。一方、営業や接客業など不特定多数の人と自分から会話をしないといけないような仕事にはあまり向いていません。

専門的な知識が必要

2つ目は、専門的な知識が必要な職場です。特化した知識やスキルがあって活躍できれば、性格について言及されることは少なくなります。「○○についてはあの人に聞けば間違いない」と言ってもらえるような人材になると、大人しい人でも活躍しやすいでしょう。

個人主義な風潮

3つ目は、個人主義な風潮の職場です。

外資系など自分の仕事の成果によって自分の立場や給料が決まるような、自分一人で完結する仕事が向いているでしょう。一方、チームで団結して結果を出したり、体育会系なノリだったり、ランチ会や飲み会などでもコミュニケーションを取ったりするような職場は大人しい人には厳しいです。

【まとめ】大人しい人に向いている仕事はある|自信を持って働こう

大人しい人は仕事に必要なコミュニケーションが不足してしまうと、「仕事ができない」「ずるい」と周りから評価されてしまうことがあります。

基本的な挨拶や仕事で必要な報連相のみは、大人しい人でも頑張ってコミュニケーションを取るようにしましょう。また、大人しい人に向いている職場もありますので、今の環境が自分の性格に合っているのかどうかを確認し、向いていないと感じたら転職活動をしてみてはいかがでしょうか。