現在勤めている職場が肌に合わないなどの理由から、仕事を辞めたいと感じている人は少なくないと思います。
実際にこの記事を執筆している筆者も、転職経験があります。
仕事を辞めたいと思った時、すぐに辞める判断をすることは難しいので、辞めても良いかどうかを悩んでいる人は多いでしょう。
そこで今回は、仕事を辞めたい理由や仕事を辞めたい時にやるべきこと、仕事を辞めたいと感じた時の注意点などをご紹介いたします。
仕事を辞める決断ができずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事を辞めたい理由は給与や人間関係への不満が多い
世間一般的によくある仕事を辞めたい理由には、まず給与が低かったり、昇給が見込めなかったりすることが挙げられます。
仕事の対価である報酬が低いと仕事のモチベーションに関わるので、多くの人がこの理由により会社への不満が溜まり始めていきます。実際に筆者もいくつか理由はあるものの、上記の理由もあったので仕事を辞めたいと思い始めました。
また、どれだけ仕事を頑張っても、役職のポストが空いていないことで昇進ができず、モチベーションが上がらない人も多いです。
そして、人間関係が上手くいかないことも、よくある仕事を辞めたい理由の1つです。
職場では人間関係がつきものであり、上司や仕事仲間は選ぶことができないので、相性が悪い人と一緒に仕事をせざるを得ない場合もあります。
このような人間関係のストレスによって体調が悪くなり、退職を決意される人も多いのです。
筆者も、仕事場の人間関係には長年悩みを抱えていました。
仕事を辞めたい時にやるべき6つの具体的な行動
ここからは、仕事を辞めたい時にやるべきことについてご紹介します。
いざ仕事を辞めたいと思っても、まず何から始めれば良いのか分からない人も多いでしょう。
退職を検討している人はこれからご紹介するポイントを参考にしながら、退職について今一度考えたり、準備を進めたりしていきましょう。
辞めたい理由を整理する
まず最初に、辞めたい理由を整理してみましょう。
仕事を辞めたいと思い始めると、さまざまな不満が出てくるはずです。
その不満の中でも、特に大きな割合を占めている不満を探し出してみてください。
例えば、会社の文化が合わない、給与が不満である、仕事内容が肌に合わないなどの不満は、自分では変えることが難しいので転職を検討してみましょう。
もし変えられそうな可能性が残されているのであれば、部署異動・職種変更などを会社側に相談してみるのも1つの手段です。
辞めた時のメリットとデメリットを考える
次に、仕事を辞めたいと感じた時は、辞めた時のメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット・デメリットが思い浮かばない時は、退職することによって解決したい問題は何なのかを今一度考えてみてください。
突発的に仕事を辞めることは意外と簡単にできますが、辞めて後悔してしまうケースもあります。
一時の感情で退職を決意するのではなく、この先のキャリアなどを含めて検討することで、退職での失敗を防ぐことにつながるといえるでしょう。
社内異動を検討する
職場の人間関係や仕事内容が肌に合っていない場合は、社内異動も視野に入れてみましょう。
同じ会社でも部署が異なるだけで、人間関係や仕事内容が大きく変わる可能性があります。
そのため、退職せずとも社内異動だけで悩みが解消されるかもしれません。
また、社内異動に関しては上司や人事部などに伝えましょう。
必ず異動が実現するとは限りませんが、相談することで悩みが解消されることもあるので、積極的に行動してみてください。
在宅ワークの選択肢を頭に入れておく
次の仕事が見つかっていないときや辞めた後の生活が心配になったときは、なかなか仕事を辞める決断ができません。
仕事を辞めるかどうかずっと悩んでいて環境を変えられないときは、在宅ワークの選択肢があることを頭に入れておくとよいでしょう。
たとえばクラウドワークスでは、文章を作成する仕事の求人があります。
もうどうしても嫌な気持ちが募って感情的に辞めてしまう前に、上記のようなサイトで少しでも実績を作っておくことがおすすめです。少しでもお仕事をした実績があると次の仕事が見つかりやすくなり、不安が軽減されるからです。
転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談することも非常におすすめです。
筆者も転職活動時に転職エージェントを利用し、第三者に悩みを相談した結果、仕事を辞めた後のビジョンが見えやすくなりました。
そのため、現在の職場の人間関係に疲れたり、仕事が肌に合っていなかったりする場合は、転職エージェントに相談をして、次の職場探しに力を入れてみましょう。
以下の記事では、控えめで内向的な性格の人に向いているお仕事を紹介しています。合わせてご覧ください。控えめでおとなしい人の天職とは?具体的な職種や苦手な職種も解説
退職代行サービスに相談する
ここ数年で利用者が急増しているのが、退職代行サービスです。
仕事を辞めたいと感じた時、さまざまな理由から直接会社に退職を言い出せない人は多いと思います。
そのような時は、退職の意思を代わりに会社へ伝えてくれる退職代行サービスの利用がおすすめです。
サービスによっては、対面することなくメッセージのやりとりだけで退職手続きを進めてもらえる場合もあります。
退職にあたっての交渉は退職代行サービス側で行ってくれるので、余計なストレスを感じることなく退職できることが最大のメリットといえるでしょう。
デメリットとしては、サービス利用の料金が発生することが挙げられます。
仕事を辞めたいと感じた時はネガティブな気持ちに注意
ここからは、仕事を辞めたいと感じた時の注意点を2つご紹介します。
退職で失敗しないためにも、これからご紹介するポイントを頭に入れながら退職の準備を進めましょう。
仕事を辞めることを目的にしない
仕事を辞めたいと思い始めると、現在の仕事を辞めることを目的に行動しがちになります。しかし、仕事を辞めたり転職したりすることで問題が解決されるかどうかは別問題です。
どこでも良いから職場を変えようと思うのではなく、何を目的に仕事を辞めるのかを考えながら行動するようにしましょう。
これらのポイントが掴めていないと、次の職場でも同じような理由で退職してしまう可能性があります。筆者も感情にまかせてアルバイトを辞めた過去があります。しかし今考えれば、辞めた後に入った会社よりも辞める前の会社の方が、ある程度の規模があり働きやすかったのではないかと思うのです。
転職理由をネガティブにしない
仕事を辞めたいと考えている時は、非常にネガティブになりがちです。
しかし、退職理由をネガティブなものにしてしまうと、次の転職も難しくなってしまうケースがあります。
そのため、たとえネガティブな理由で退職をしたとしても、次の面接などで伝える時はポジティブな言い方に変えてみましょう。
例えば、「小さな仕事しか任せてもらえなかった」と伝えるのではなく「より大きな仕事をしたいと思うようになった」など、ポジティブに言い換えてみてください。また、前職の愚痴を退職理由として伝えるのではなく、「契約期間が満了したため」と伝えることもひとつの方法です。
このように言い換えるだけで、面接官の抱く印象が大きく変わるはずです。伝えるべき情報の取捨選択ができているかどうかもチェックされているということを、念頭に置いておくとよいでしょう。
まとめ|仕事は一時の感情にまかせて辞めないこと。冷静になって決めよう
今回は、よくある仕事を辞めたい理由や仕事を辞めたい時にやるべきこと、仕事を辞めたいと感じた時の注意点などをご紹介させていただきました。
筆者も退職を決断するまでに悩むことや準備することが多々ありましたが、今は職場を変えたことで働きやすさが格段に変わりました。
退職・転職活動は精神的にストレスがかかりますが、その先の未来が明るくなるためには重要な期間でもあるので、慎重かつ丁寧に進めていきましょう。