長い間家に引きこもっていると、人と話す機会がなく何を話せばいいのか分からないと悩んでいませんか。

引きこもりの方が社会復帰をするにあたり、会話ができないというのは大きな壁の1つです。そこで、この記事では引きこもりから社会復帰をする方法や引きこもりの方におすすめの在宅勤務について紹介します。

焦らずに自分のペースで社会復帰に向けて進んでみましょう。

引きこもりになりやすい人の特徴

まずは引きこもりになりやすい人の特徴を3つ紹介します。

①真面目で完璧主義

1つ目は真面目で完璧主義の人です。

真面目な人は物事をこつこつと取り組むことができます。しかし、完璧を追い求めるあまり、失敗をしたり努力の成果が出なかったりすると、自分を責めてしまう人も多いです。

また、悩みごとがあっても弱みを見せるのが苦手だと、人に相談できず抱えきれなくなって引きこもりになってしまいがちです。

②自己肯定感が低い

2つ目は自己肯定感が低い人です。

自己肯定感とは「ありのままの自分を認めること」です。自己肯定感が低いと、自分の努力や成功を認められず失敗ばかりに目を向けてしまいがちです。

また、周りと比べて自分の劣っている点ばかりを気にしてしまいます。その結果、他人に劣等感や引け目を感じて引きこもってしまう傾向です。

③コミュニケーションが苦手

3つ目はコミュニケーションが苦手な人です。

内気で自分の意見を発信することが苦手だったり、人の感情の変化が分からず場の空気を乱してしまったりする人は、人と関わること自体にストレスを感じてしまいます。

特に学生までは仲の良い人とだけ関われば良かったですが、社会人になって苦手なタイプの人と仕事をするようになります。

その結果、人とのコミュニケーションに苦手意識を持ち、引きこもりになってしまうことがあります。

 引きこもりが社会復帰するには?

引きこもりの人が社会復帰をするための方法を段階別に紹介します。無理をせずに周りと比べずに、少しずつでもいいので社会復帰できるようにしましょう。

心身の状態を整える

まずは心身の状態を整えてください。

体や心の調子が悪いままでの社会復帰は難しく、より状態を悪化させてしまうこともあります。かかりつけのお医者さんがいる場合は、どのくらいまでであれば活動ができるのか相談するといいでしょう。

散歩など家から出る機会を増やす

次に家から出る機会を増やしましょう。

まずは家の周りを散歩したり、コンビ二で買い物をしたりするくらいの軽いお出かけをします。段々慣れてきたら、美容院に行って髪の毛を整えたり、ジムに行って体を鍛えたりして、自分の外見に気を遣ってみてください。

外見が変化すると、前向きに出かけようと思えるようになるでしょう。

資格取得や職業訓練など目標を見つける

いきなり就職活動をするのはハードルが高いと感じる場合は、資格取得や職業訓練から始めてみましょう。

就職したい業界や職種に合わせて必要な資格を取得すると、経験や職歴がない引きこもりだったとしても、即戦力として採用してもらえる可能性が高くなります。

また、ハローワークでは職業訓練が開催されていて、職業訓練にかかる費用が無料だったり、少額ですが給料が支給されたりしながら、就職に必要な知識を学ぶことができます。

自分の興味がある分野について調べてみてください。

就職活動を始める

家から1人でも外出ができるようになり、自分の興味がある仕事を見つけられるようになったら、就職活動を始めてみましょう。

1人では不安な場合はハローワークや転職エージェントに相談すると、自分に合った求人票を紹介してもらえるでしょう。

就職活動はご縁がありますので、1社がダメだったとしても自分に合った職場が見つかるまで頑張ってみてください。

会話が苦手な場合の社会復帰には在宅勤務がおすすめ

上記でも紹介した引きこもりやすい人の特徴の1つ、コミュニケーション(会話)が苦手な人には、在宅勤務がおすすめです。在宅勤務をおすすめする理由を3つ紹介します。

基本的にチャットでのやり取りが多い

在宅勤務の場合は、基本的にChatworkやGoogleチャットなどのシステムを使って、メッセージのやり取りをすることが多いです。

仕事中にいきなり話しかけられるという状況がないため、会話するのが苦手な人でもなじみやすい環境です。

周りの目を気にせずに仕事に取り組める

家に長年ひきこもっていた人が社会復帰をする時に、常に人の気配がする職場での仕事に対してハードルが高いと感じてしまう方も多いでしょう。

在宅勤務であれば、自分の部屋で仕事ができるため、周りの目を気にせずに仕事ができます。

また、通勤にかかる時間や労力も必要としないため、社会復帰のハードルを下げることができます。

休憩時間などに職場でのやり取りがない

出勤する時に仕事だけでなく職場の人間関係に疲れてしまうという経験もありませんでしたか。

休憩時間中に同僚と食事をしたり、人の噂話やプライベートな内容まで聞かされたりすることに苦痛を感じるのであれば在宅勤務がおすすめです。

在宅勤務であれば休憩時間に職場の人と接する必要はなく、自宅で好きなように休憩を取ることができます。

まとめ|必要最低限の会話でも社会復帰はできる

会話ができないと、引きこもりから社会復帰が難しいというのは事実です。

仕事をするためには就職活動での面接や職場での人間関係の構築のために、会話は必要となります。しかし、在宅勤務や会話をほとんど必要としない仕事もあります。

自分に合った方法で社会復帰を目指してみてください。