内向型の人は働きにくさから、「仕事ができない」と感じてしまうことがあります。

しかし多くの場合、それは誤解です。コミュニケーションを取ることが苦手なだけで、仕事自体は向いているときもあります。

今回は、内向型の人が働きにくさを感じる理由や、強みを活かせる職業を紹介します。

内向型が働きにくいと感じる理由

内向型の人が働きにくいと感じるのは、いくつかの理由があります。

具体的に見ていきましょう。

周囲と比べて自己肯定が低い

内向型の人は、外向型と比べてコミュニケーションが取れず、うまく仕事をこなすということが苦手です。

周囲と比べてしまう内向型にとって、とくに働き始めは何もうまくいかないと自己肯定感が低くなりがちです。

そのため、仕事を覚えるのが極端に遅いわけでなくても「自分は仕事ができない」と思い込んでしまいがちと言えます。

コミュニケーションを取らされるプレッシャー

職場には性別・年齢、価値観など、自分とは違う性格の人とコミュニケーションを取りながら仕事をしなければなりません。

内向型の人は、話すことが得意ではなく相手にうまく伝えたい言葉が出てこず空回りしてしまうことも多く疲れてしまうことも多いです。

合わない人間関係のストレス

人と合うだけでもストレスを感じる内向型ですが、職場では合わない人ともコミュニケーションを取らなければならない場面が出てきます。

何をしても自分に嫌悪感を抱く人もいるので、荒波を立てたくない内向型の人にとって「うまく接しなければ」と考えてしまうのでストレスが溜まることも多いです。

内向型が活躍できる仕事の選び方

内向型が活躍できる仕事を見ていきましょう。

リモートワークやフリーランス

内向型の人は話しかけられるなど、作業が中断すると仕事がはかどりません。

そのため、いかに集中して取り組める環境を作れるかが重要になります。

フリーランスであれば自分の好きな時間や場所で働けるので、集中して作業したいときとゆっくり仕事をしたいときで自由に取り組めるので、内向型の人にはストレスが少ない環境と言えるでしょう。

一方、企業勤めの場合、可能であればリモートワークが理想です。

リモートワークであれば自宅もしくはコワーキングスペースなど、同僚や上司に話しかけられることは少ないので集中して作業ができるでしょう。

クリエイティブ職や技術職

黙々と作業を進めることが得意な内向型は、クリエイティブ職や技術職も向いています。

例えば、技術職であるエンジニアは、他の職業と比べてコミュニケーションが少なく、集中して作業しやすいという特徴があります。

専門性が高い職業であれば、将来的に独立や起業などのキャリアも見えてきやすいのもおすすめポイントです。

個別のコンサルティングやサポート業務

内向型でも、一対一で落ち着いたコミュニケーションなら得意という人には「コンサルティング業」や「サポート業務」が向いています。

気を遣いすぎて疲れてしまうという内向型に多く、少人数であれば内向型の「人の気持ちに寄り添う力」が十分に発揮できるでしょう。

内向型が仕事でストレスなく働くためのポイント

内向型でもストレスに感じる内容は異なるため、自分が仕事に対して何がストレスなのかを明確にすることが重要です。

内向型の人がストレスなく働くためには、いくつか抑えておきたいポイントがあるのでヒントにしてみてください。

タイムマネジメントをして頑張りすぎない

タイムマネジメントを行うことで、内向型にありがちな「頑張りすぎ」を防ぐことができます。

内向型は真面目な人が多く、仕事に対して常に全力に取り組む特徴があります。

良いことではありますが、すき間時間ができたら休憩をして息抜きをすることも重要です。

仕事中でもオンオフを切り替えることで、心にも余裕ができ、ストレスを感じにくくなります。

コミュニケーションを仕事と割り切る

内向型の人はコミュニケーションが苦手な傾向にありますが、オフィスで働くうえでは一定のコミュニケーションは避けられません。

ここで重要なのは、コミュニケーションを仕事と割り切ることです。

コミュニケーションを仕事と考えれば、必要最小限の情報共有や雑談などにも、広い心で対応しやすくなります。

ただし、常に付き合っていては仕事にも影響するので、自分の中で時間を決めて接することを心がけましょう。

こちらの記事も読んでみてください。仕事が多すぎてこなせない！ストレスを軽減して効率を上げる6つの方法

現職で難しいなら転職も検討する

現職の職場でオフィスがにぎやか、リモートワークができないなど、環境を変えるのが難しいときは転職も視野に入れて動くことをおすすめします。

内向型の人にとって、にぎやかな職場やコミュニケーションが多い職場ではストレスに感じてしまうことも多いでしょう。

会社としてリモートワークができず出社しか方法がなければ、転職をしてリモートワークができる会社に転職することも方法の1つです。

まとめ：内向型の人は仕事ができないわけではない

今回は、内向型の人が仕事ができないと感じる理由や、向いている仕事の特徴について紹介しました。

外向型と比べてコミュニケーションが得意ではありませんが、リモートワークや一対一で向き合う仕事など、内向型だからこそ向いている仕事も多いです。

重要なのは、内向型だから仕事ができないのではなく、自分の特性にあった仕事を選ぶことが重要です。

もし今の仕事の環境が内向型の自分に合っていないと感じるなら、転職をしてリモートワークや落ち着いて働ける業種に変えることも方法の一つ。

この記事を参考に、職場の環境を変えたり自分に合う仕事を選択してみてはいかがでしょうか。