日頃から「仕事に行きたくない」と思っている人は、少なくないでしょう。

とあるアンケート調査の回答では、仕事に行かずに休みたいと感じる人は社会全体の90%を占めています。

そこで今回の記事では、仕事に行きたくないと感じる理由やその時にしてはいけないNG行動などを解説いたします。

仕事に行きたくない・仕事へのモチベーションが上がらないという悩みがある人は、ぜひ参考にしてみてください。

仕事に行きたくない悩みを抱えている人は多い

働いている人の中には、今までに仕事を休みたいと思った経験がない人は、いらっしゃらないと思います。

出勤したくないという悩みを抱えることは、決して不自然なことではありません。

なぜなら、社会人の約9割がそう感じたことがあるからです。

また、やる気が出なかったり疲れていたりするなど、その要因はさまざまです。

しかし、仕事に行きたくないという気持ちが長引くと退職の要因になることもあります。

実際に1度の欠勤が長引いてしまい、そのままフェードアウトしてしまうケースは多いです。

特に長期休暇やゴールデンウィーク明けは、新入社員の退職者が最も多いと言われています。

他にも、月曜日の朝などに仕事を休みたいと思ってしまうケースが多く、休日の最終日の夕方頃から憂鬱な気分になってしまう「ブルーマンデー」という言葉も存在しています。

このように、仕事に行きたくないという悩みを抱えている人は多くいるのです。

仕事に行きたくない理由

仕事に行きたくなかったり休みたかったりする理由は、人によって異なります。

ここからは、仕事に行きたくないと感じる代表的な理由を3つご紹介します。

まずは、自分がどのような原因で出勤する意欲が下がってしまうのかを明確にし、解決策を検討していきましょう。

家にいたい

家の中で過ごしていたいと感じる人は多いでしょう。

家で好きなことをして過ごす時間は、多くの人にとってリラックスできる時間です。

SNS上では、仕事はイヤと感じないが家にいたい、という投稿もあります。

近年では出社することなく仕事ができるリモートワークも増加してきましたが、職種によっては出社せざるを得ない場合もあります。

また、出社をすることに特に不満はないが、通勤で満員電車に乗ったり、車で渋滞に巻き込まれたりするのを避けたいため、リモートワークを許可している会社へ就職したいと考えている人も多いです。

何もしたくない・やる気が出ない

何もやる気が起きないなどの仕事への意欲が湧かない時には、仕事のことを考えることさえも億劫になってしまうかと思います。

時々仕事を面倒に感じてしまうのは一般的なことで、むしろ、常にやる気に満ちている人は珍しいでしょう。

どのような仕事でもある程度の集中力・行動力が必要なので、やる気が起きないこともあるでしょう。

その時のコンディションや仕事の状態などから、一時的にやる気が出ないことは珍しいことではありません。

特に仕事の繁忙期になると、やらなければいけないことが立て込んでしまい、やる気が出にくくなる傾向にあります。

人間関係に悩んでいる

仕事場では、業務内容よりも他の従業員との人間関係がやる気に影響することが多いです。

例えば、気分で態度が変わる・すぐに怒る・ネガティブな発言をする・話を聞かない・文句が多い・指示に従わない・遅刻ばかりする人などが同じ職場にいると、仕事に行きたくないと思ってしまいがちです。

また、従業員以外の人間関係で悩む人もいます。

苦手なクライアントやクレーマーのお客様など、嫌悪感を抱く相手と定期的に顔を合わせる機会があると、気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、むやみに関係性を荒立ててしまうと仕事に悪影響が出かねないので、我慢をしなければいけない状態が非常にストレスになるのです。

仕事に行きたくない時のNG行動

出勤する意欲が下がっている時は、普段と違う行動をしてしまう可能性があります。

ここからは、仕事に行きたくない時にやってはいけない行動を3つご紹介します。

引きこもり期間が長期化しないようにするためにも、仕事に行きたくない時は以下のポイントを意識してみましょう。

家から出ない

仕事に行きたくない気持ちが大きくなり過ぎてしまうと、何もしたくないという無気力さにつながってしまうことがあります。

何もしたくないと感じてしまった結果、家から全く出なくなってしまうと仕事をしたくない気持ちの自分から逃げているということにもなるのです。

また、家に引きこもってしまうと、かえって逆効果になってしまう可能性があります。

人は適度に外出をしたり、自分以外の人と会話をしたりしなければ、健康や精神面に悪影響が出ると言われています。

家に引きこもっている状態は、さらにストレスを溜めてしまっているかもしれないのです。

欠勤連絡を他人に任せる

仕事へ行くことに拒否反応が出てしまう原因として、会社での人間関係が上手くいっていないことが挙げられます。

例えば、上長と話すことがストレスに感じてしまい、できるかぎり上長と話す時間を最小限にするため、欠勤連絡を他の人に任せる判断になってしまう人も少なくありません。

しかし、そのような判断になってしまうと、さらに上長との関係性が難しい状態になってしまい、会社に行く意欲が下がってしまうこともあります。

欠勤連絡だけでなく、上長との関わりを減らし過ぎてしまうと、仕事での連携が上手くいかなくなってしまい、仕事のミスにつながるリスクも発生するのです。

無断欠勤をする

NG行動の中で最も注意しなければいけないのは、無断欠勤をしてしまうことです。

無断欠勤は職場に迷惑をかけてしまうため、社会人として不適切な行動です。

かえって大事に発展してしまい、さらに職場へ行きづらくなってしまうかもしれません。

もし、上司からのパワハラで話をするだけでも気分が悪くなってしまう場合は、連絡をするときに誰かに側にいてもらったり、要件を端的に伝えて、素早く会話を終わらせたりするなどの対策を練ってみましょう。

朝起きて「仕事に行きたくない」と思ったときに取るべき行動

朝起きて「仕事に行きたくない」と思ったとき、以下の具体的な行動を試してみましょう。まず、深呼吸をして心を落ち着けます。その後、10分ほど簡単なストレッチや軽い運動を行い、体をリフレッシュさせます。

次に、今日の仕事で楽しみにしていることや達成感を得られる瞬間を考えてみてください。もし、特に理由がなく気分が乗らない場合は、好きな音楽やお気に入りの朝食で気分を上げるのも効果的です。

それでも難しい場合は、上司や同僚に状況を共有して柔軟な対応を相談するのも一つの方法です。一日を通して「小さな楽しみ」を見つけることが、気持ちを切り替える助けになります。

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まとめ

今回は仕事に行きたくない代表的な理由とやってはいけないNG行動についてご紹介しました。

やる気が出なかったり人間関係に問題があったりするなど、仕事に行きたくないと感じる原因はさまざまです。

仕事に行きたくないと感じてしまうことはごく一般的であるため、自分を責める必要は全くありません。

そのように感じた際にどのような行動をするかが、非常に重要です。

今回ご紹介したようなNG行動に注意しながら、自然とやる気が回復してくるのを待ってみましょう。