内向型の人は一人で考えたり行動したりすることは得意ですが、人と関わることが苦手な人が多いです。
さらに物事に失敗してしまうと落ち込みやすいという性質があるため、苦手なことをするのは辛いと感じる方も多いでしょう。
そこで、この記事では内向型の人の苦手なことについて解説をします。内向型=悪いではなく、1つの特性なので、自分の苦手なことは避けて得意なことを伸ばすように心がけてみてくださいね。
内向型とは?外向型との違い
内向型とは、心的エネルギーが内側に向く気質のある性格で、自分の思考や感情に関心が向きやすい性質があります。
一人の時間を過ごしたり、一人で考えたりすることが得意です。一方、外向型とは外部からの刺激を受け取ることが得意な性格で、他者との交流や繋がりを大切にする性質があります。
内向型の人は他人と関わることにエネルギーを消費してしまい疲れてしまいますが、外向型の人は他人と関わることでエネルギーを充電できるという真逆の性質を持ちます。
内向型の人が苦手なこととは
さらに詳しく内向型の人の苦手なことについて解説します。
①余白がないこと
1つ目は、余白がないことです。スケジュールの余白がなく、毎日のように出かけたり、人と会ったりする予定を立てると疲れてしまいがちです。予定と予定の間の時間にゆとりを持つことで、予定外のことが起こっても慌てずに対応ができます。
また、内向型の人は人と議論をしながらすぐに回答を出すことが苦手です。「回答するまで少しお時間をいただけますか。」「明日までに返答します。」などと相談してみましょう。
その際は必ず期日までにその段階で答えられる範囲で回答をすることが大切です。回答をすることで、考えていないわけではなくしっかりと答えを出すまでに時間をかけてくれる人だという評価を得ることができます。
②相手に合わせすぎて行動すること
2つ目は、相手に合わせすぎて行動することです。内向型の人は周りの人がどのように感じるのかを配慮しすぎてしまう特徴があります。その結果、自分の気持ちや時間を犠牲にして、相手の都合に合わせて行動しすぎてしまいがちです。
長期的に気を遣い続けると、ストレスを感じたり、人間関係に疲れてしまったりするので、自分のできる範囲で配慮するようにしましょう。
③一人になった時に考えすぎてしまうこと
3つ目は、一人になった時に考えすぎてしまうことです。内向型の人は一人で考えることが得意ですが、考えすぎてしまうことも多いです。
例えば「あの時の発言はもっと~すればよかった」「あの発言は○○さんへの配慮が足りなかったかも」などと反省することはありませんか。もちろん、反省して次からは気を付けることも大切ですが、人によって感じ方は様々で、自分が考えるよりも人は気にしていないことのほうが多いです。
④計画を立てるばかりで行動に移せないこと
4つ目は、計画を立てるばかりで行動に移せないことです。内向型の人は一人で考えたり調べたりすることが得意なので、計画を立てることは得意です。
一方で、「万が一の時はどうしよう」「失敗しないためにあれもこれも準備をしなきゃ」と計画を立てることだけに集中してしまいがちです。その結果、計画を立てても行動には移せず何も変わらないという状況になってしまいます。ある程度計画を立てたら、失敗してもいいのでちょっとずつ行動してみましょう。
内向型から無理に外向型になる必要はない
内向型の人が無理して外向型の人のようにふるまうことは、自分の性質を曲げて疲れてしまう行動です。内向型の人が外向型の人に対してうらやましいと感じることも多いですが、内向型の人のほうが得意なこともあります。
1つ目は、興味のあることを深く突き詰められることです。内向型の人は1つのことに集中して取り組むことができるため、自分の得意分野を伸ばすことに長けています。外向型の人は、いろんなことが気になり1つのことに集中するのが苦手な場合が多いです。
2つ目は、聞き役になれることです。外向型の人は自分のことをしゃべることが得意ですが、内向型の人は自分のことをしゃべるよりも相手の話を聞くことが得意です。
他人の話を深く聞くことで、その人のことを深く理解し親しい間柄になりやすくなります。内向型の人は少数の人と深い関係を築くことができます。
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まとめ|苦手なことを避けて得意なことを伸ばそう
内向型=陰キャとあまり良いイメージを持たれないことがありますが、内向型の人のほうが得意なこともあります。
苦手なことを克服するために努力することも大切ですが、自分の性質を理解し、苦手なことを頑張らなくてもいい環境を探すというのも1つの選択肢です。無理して外向型の人のようにふるまおうとするのではなく、内向型の強みを活かしてみてはいかがでしょうか。