職場の人間関係に疲れたと感じたことはありませんか?
疲れる原因は、ずばり人間関係に深入りしすぎているからかもしれません。
「自分は大人しい性格なのでそれはない」と思うかもしれませんが、案外、コミュニケーションが苦手な人は、適度な距離感のつかみ方も苦手だったりします。
1日の大半を過ごすことになる職場なので、人間関係に深入りしてしまうこともあるはず。しかし、深入りすることでトラブルに巻き込まれたり、反対に関係が悪くなってしまう危険性もあるのです。
今回は、職場で人間関係に深入りすると起きるデメリットや対処法について解説します。
職場で人間関係に深入りすると起きるデメリット
働くうえで最も大切となる人間関係。
そのため、仲良くなろうと深入りしすぎてしまうとプライベートに踏み込まれるなどトラブルに巻き込まれる可能性があります。
あまり興味がない相手とはトラブルが少ないのに対し、知れば知るほど「思っていた性格ではないかも・・・」とショックを受けたこともあるのではないでしょうか。
そこで、この章では職場の人間関係に深入りすることで起きるデメリットを解説します。
職場でずっと気を使い続けるので疲れる
知らなくてもいい情報まで知ることで、反対に人間関係の悪化してしまうこともあります。
たとえば、「○○さんのことが苦手」だということを知ってしまったことで、社内の派閥争いに巻き込まれるなんてことも起こりえます。
しかも、辞めない限りは一度仲良くなった人間関係を断ち切ることは難しいというデメリットも生じます。
残業が増える
自分の管轄外の仕事でも、仲がいい人が困っていたら手伝わなければならない場面も出てきます。
業務時間内で収まるならまだ良いですが、結果として自分の仕事時間にも影響が出てくると残業が増える可能性もでてくるので注意が必要です。
また、上司と関係が深くなることで、暗にサービス残業につき合わさられるということも。
「会社のために、一緒に頑張ろうな!」などと言ってくる上司は、悪気もないので対応に困りますよね。
付き合いでの出費が増える
人間関係が深まることで、付き合いでの出費が増えるというデメリットもあります。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
・仕事終わりにご飯・飲みに誘われる
・車を所有していると、休日に同僚からアシとして使われる
仲良くなることで、仕事終わりにご飯や飲みに誘われる可能性も高くなります。
1度行くとなると2,000円~5,000円程度の出費となるので、決して安い金額ではありません。
また車を出すとなると、「運転の労力」「ガソリン代や高速代金など車にかかるお金」など、こき使われた上にお金の面でも面倒なことになるのは目に見えています。
最近ではガソリン価格が高騰していることもあり、負担は大きいので避けたいものですよね。
しかし、これらの誘いを断り続けるにも、関係が悪化するかもしれないと考えると負のループになりがちです。
人間関係に深入りしない方法
人間関係に深入りしたくないからといって、全くコミュニケーションをとらないというわけにはいきません。
仕事をスムーズに進めるためにも、ほどよい距離感を保って人間関係を良好にしておいたほうが良いでしょう。
そこで、この章ではどのように接したらいいか具体的な方法を解説します。
お互いのプライベートな話しをしない
人間関係に深入りしたくないなら、自分のことはもちろん、相手のプライベートも詮索しないようにするのが重要です。
誰しも人の家庭や恋愛話などのプライベートな話しをすると、距離感が一気に近くなりますよね。
仲良くできている間はいいですがちょっとしたきっかけで仲が悪くなり、プライベートな話を誰かに話されてしまうなんてことも。
余計なトラブルにならないように、職場の人との会話は仕事のことや世間話でとどめておきましょう。
グループLINEはできるだけ避ける
連絡ツールとして便利なLINEですが、できればグループLINEは避けましょう。
仕事上での連絡もLINEで行っているという会社も多いので、全くLINEをしないのは難しいですよね。しかし、気軽に動機や部署グループに入ってしまうと、休日でも関係なく連絡がきてしまいます。
職場の人と連絡していると、仕事と関係ない話しでも仕事の気分が抜けず、仕事とプライベートが混ざってしまいますよ。
話の流れや業務上、グループLINEに入る結果になっても「休日はLINE通知オフにしているんです。」と言っておくと角が立ちません。
挨拶はきちんとする
あなたも、一度は「挨拶をしたのに相手はしてくれなかった」ことに腹を立てたことがあるはず。
これは、挨拶を返してくれないという出来事ではなく、「対等に扱われていない」気持ちに気づいてイライラするのです。
そのため、職場の人といい関係を保ちたいなら、最低限以下のような挨拶はしましょう。
・おはようございます
・お疲れ様です
・ありがとうございます。
・お先に失礼します。
挨拶は基本的なことですが、「相手を認めている」「1人の人として扱っている」と伝えることができるので好印象を与えられます。
浅く広く付き合う
1人1人と深い関係にならなくてもいいので、たくさんの人と浅く付き合うことをおすすめします。
というのも、特定の人とだけ仲良くしていると仕事の幅やチャンスを狭める可能性があるのです。
たくさんの人と関わることで特定の人に固執しなくても孤立しなくて済むようになり、結果としてストレスなく過ごすことができますよ。
人間関係に深入りしない代わりに仕事で成果を出そう
人間関係に深入りするのは、誰しも好かれたいという感情がどこかにあるからですよね。
そもそも、職場の人があなたに期待しているのは戦力として仕事を全うしてくれることです。
つまり、無理に人間関係に深入りしなくても、仕事で成果を出していれば信頼され、一緒に働くのに必要最低限の好感を持ってもらるのです。
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まとめ|職場の人間関係は浅く広く付き合おう
今回は、職場の人間関係を深入りすることによって起こるデメリットや対処法について解説しました。
人間関係に深入りしないというと、職場での立場を心配するかもしれません。しかし、職場は友人をつくる場所ではなく、あくまで仕事をする場所のはず。
つまり、仕事で成果を出し、最低限の挨拶やコミュニケーションなどを取っているなら何も問題はありません。むしろ多くの人と浅く関わることで、自分自身も楽になり、かえって良好な人間関係が築けますよ。