仕事をしている中で、誰しも一度は取返しのつかないミスや失敗をしたこともある人も多いのではないでしょうか。

ミスや失敗をしてしまう原因として「わからないことをそのままにしている」「優先順位が決められない」といったことがあります。

そこで、今回は仕事の大きなミスや失敗の体験談、その対策についても具体的に解説します。

仕事の大きなミスや失敗で実際にあった体験談

仕事でミスや失敗をしてしまうことは少なくありません。

しかし、中には取返しのつかないほどの大きなミスや失敗を経験することもあるでしょう。

実際にX(旧Twitter)で調査したので、いくつか紹介します。

物を壊した体験談

仕事で物を壊したことによる大きなミスをまとめると、以下の通りです。

・納品予定のものを転んで壊した
・億を超える機会を壊した

仕事をしているとうっかり物を壊してしまうこともあるでしょう。

ただし、「1つしかない物」や「会社の高い機械」など、取返しのつかない物だと生きた心地はしませんね。

参照:x

仕事中に寝てしまった体験談

仕事中に寝てしまった体験談としては、「頑張りすぎて限界で寝てしまった」「テレワークで油断した」という2パターンが多くありました。

最近ではテレワークが普及したこともあり、寝坊とまでは言わなくても「気づいたら打ち合わせに遅れていた」ことで慌てた経験をした人も多いのではないでしょうか。

参照:x

職場でミスや失敗が起きる原因3選

職場でミスや失敗が起きるときには、ある共通した原因があります。

自分が当てはまっていないか確認していきましょう。

マルチタスクが苦手

仕事の内容や量は適切でも、マルチタスクが苦手な人は職場でミスや失敗が起きやすいです。

職場では、一つの仕事だけに集中して行うことはほとんどありません。

たとえば任された仕事は「書類整理一つ」だとしても、取引先からの電話に対応したり、後輩から仕事の不明点について聞かれたり、また違う仕事が降ってきたりと、職場では常にマルチタスクをこなすことが求められます。

通常は振られた仕事や内容によって優先順位を考え、頭の中で時間配分や明日に仕事を振り分けるなどを考えるでしょう。

しかし、マルチタスクが苦手な場合、とりあえず目先の仕事に集中して作業してしまいがちです。

そうすると、重要な仕事が中途半端になったり、期限ギリギリになって仕事が終わらず焦って仕事をした結果、ミスや失敗が起こりやすくなるのです。

仕事内容・仕事量がキャパオーバーを起こしている

仕事の量が多すぎる、処理能力を超えた仕事を担当しているなど、キャパオーバーを起こしている人もミスをしやすいと言えます。

キャパオーバーとは「自分の能力に対して仕事の許容量を超えた状態」のことで、仕事が終わらず残業続きや、仕事に対して精神的に限界を迎えている状態になることです。

自分の能力よりも大きい仕事をすることで仕事への意欲や成長を促すこともありますが、場合によってはネガティブな影響のほうが多くなることも考えられます。

キャパオーバーのサインとしては、「普段はしないようなミスをする・増える」「些細なことでイライラする」「笑う余裕がなくなる」といったことが挙げられます。

主体性がなく責任感に欠ける

仕事でミスをしやすい人の特徴として、主体性がなく責任感に欠けるということも多いでしょう。

主体性とは、「自分ごととして考え、自分の意思や判断で責任をもって行動すること」を指します。

主体性がない行動とは、「仕事に対して受け身で上司に言われたことしかやらない」「モチベーションが低く苦労してまで頑張ろうとしない」ということが挙げられます。

ミスやトラブルを少なくする対策

最後に仕事で大きなミスやトラブルを少なくするために、個人でできる対策について紹介します。

わからないことを解決する

まずは、仕事でわからないことがあれば、細かいことでもその場ですぐに解決するようにすることが重要です。

もちろん、質問をするときには闇雲に聞けばいいというわけではありません。

・「何について、どこがわからないか」を具体的に質問する
・質問するタイミングに配慮する(退勤前や昼休みは避けるなど)

相手に失礼のないよう質問するタイミングに配慮し、無駄な時間をかけないようあらかじめ質問したい内容をまとめてから相談すると良いでしょう。

「いまさら上司や先輩に聞けない」と悩む人もいますが、わからないことをわからないまま放置するほうが結果的に自分の評価を下げてしまいます。

わからないことがあれば都度解決し、ミスを繰り返さないようにしましょう。

仕事の優先順位を考えてから仕事に取り組む

ミスを起こしにくくするには、普段から仕事の優先順位を考えて仕事に取り組む癖づけをするのも効果的です。

仕事の優先順印は「重要度」×「緊急度」によって、以下のように決まります。

  • 「重要度高い」×「緊急度高い」
  • 「重要度高い」×「緊急度低い」
  • 「重要度低い」×「緊急度高い」
  • 「重要度低い」×「緊急度低い」

具体的には「3日後がプレゼンの資料作成」と「来週の社内会議の資料作成」があったとします。

前者は「資料作成(重要度高い)×3日後(緊急度高い)」で優先度が一番高く、比べると後者は「資料作成(重要度高い)×来週(緊急度低い)」で二番目の優先順位になります。

このように、自分が抱えている仕事を全て並べてみて、重要度と緊急度を比較してみてください。

突然仕事を振られたときも、優先順位が整理できていればキャパオーバーなら「少し遅くなっても良いか」を確認出来たり、他の人にタスクを振り分けることができるので、起こるであろうミスを事前に減らすことができるでしょう。

以下の記事も読んでみてください。仕事を辞める決断ができない人へ!同じ経験をした筆者が対処法を解説

まとめ|仕事で取り返しのつかないミスをしたら振り返ろう

今回は、仕事で取返しのつかないミスや失敗の体験談と、そのミスを起こさないための対策について紹介しました。

仕事で大きなミスやトラブルは誰でもしたくないものです。

ミスや失敗を起こさないためにも、日頃から自分で対策をしておくことが重要です。