歳を取って年々人嫌いになっていると感じていませんか。

「昔はこんなに人を嫌う性格ではなかったのに」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、年齢を重ねると人嫌いになる人もいらっしゃいます。そこで、この記事ではなぜ年々人嫌いになるのか、その理由を紹介します。

また、人嫌いとは悪いことなのかについても解説しているので、なぜ人嫌いだと感じてしまうのかを考えてみましょう。

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歳を取ったら性格が丸くなるのは嘘?

歳を取るにつれて、性格が丸くなると言われることがあります。年齢を重ねながら経験を積むことによって、視野が広がり柔軟な発想ができるようになるからです。その結果、若いころは怒りっぽい人でも、歳を取ってから穏やかになることがあります。

一方、歳を取って短気になる人もいます。

歳を取ってから仕事や生活がマンネリ化したり、世の中の出来事に関心を持たなくなったりすることで、柔軟性が失われてしまうからです。さらに体力や気力が加齢によって衰え、少しのことでも怒りっぽくなります。

年々人嫌いになる理由

悩む女性

年々人が嫌いになる理由を4つ紹介します。

過去に嫌な経験をしたから

1つ目は、過去に嫌な経験をしたからです。人は生まれた時から人嫌いということはありません。

人と関わっていく中で、いじめや裏切りにあった経験で他人を信用できなくなります。また、自分と価値観が合わない人と付き合うことに疲れてしまい、人が嫌いになってしまいます。

許容範囲が狭くなるから

2つ目は、許容範囲が狭くなるからです。年齢を重ねる中で経験や知識を得て、自分の価値観が決まっていきます。

若いころであれば自分とは異なる意見や価値観を知らないことが当たり前で、異なる価値観も許容することができます。一方、歳を取ってからだと自分とは異なる価値観は間違っていると感じてしまうようになります。

その結果、自分の許容範囲が狭くなり、異なる価値観を持っている人、特に若い人に対して嫌い・苦手だという意識が生まれやすい傾向です。

体力が落ちて疲れやすいから

3つ目は、体力が落ちて疲れやすいからです。

加齢とともに体力が低下したり、体のあちこちで不調が起きたりします。体調が悪い時はどうしても心にゆとりが持てず、少しのことでもイラっとしてしまうでしょう。

その結果、自分にとって嫌なことをされたと感じて、人のことを嫌いになってしまいます。また、男性も女性も加齢でホルモンバランスが崩れやすくなり、感情のコントロールができなくなることが多いです。

人嫌いが加速したと感じた時は、病気や更年期障害などを疑ってみることをおすすめします。

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他人への興味がなくなるから

4つ目は、他人への興味がなくなるからです。歳を取って自分の好みがある程度決まると、わざわざ新しいことや人に対して関心を持とうとしなくなりがちです。

既に自分が知っている人や事で十分に満たされているため、人付き合いが面倒くさいと感じて人嫌いだと認識するようになります。

人嫌いになるのは悪いことではない

人を嫌いになることはネガティブなイメージがありますが、本当に悪いことなのでしょうか。実は人嫌い自体は悪いわけではありません。

我慢をやめる

我慢をやめたら人嫌いを感じるように

誰とでも仲良く友好的にしていると、本当にその人と関係を続ける必要があるのだろうかと思うことはありませんか。

自分とは異なる価値観を押し付けてくる人や、自分に対して不利益をもたらすような人と我慢して付き合っていくことはとても疲れることです。

今まで「関係を悪くしたくないから私が我慢すればいい」と思っていたけれど、本当にその我慢は必要なのか考えてみましょう。

人間関係の断捨離

歳を取るにつれて、生活する環境や価値観が変わっていきます。学生時代に仲が良かった人でも、仕事や結婚を機に価値観が変わってしまうこともあります。

昔の関係性を維持しようと無理をするのではなく、現在の状態では仲良くすることが難しいと感じるのであれば、思い切って少し距離を取ることも考えてみてはいかがでしょうか。

一度離れてしまっても、またお互いの状況が変わった頃に関係性が復活することもあるでしょう。

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まとめ|年々人嫌いになるのは悪いことではない

年々人嫌いになってしまうのは、嫌な経験や体力と気力が落ちることが原因で感じてしまうことが多いです。

また、年齢を重ねるにつれて価値観が変わり、自分とは異なる価値観の人とは合わないと感じることもあるでしょう。人嫌いは悪いことだとされる傾向ですが、無理をしてまで合わない人と付き合う必要はありません。

自分にとって必要な人とだけ関係性を持つことも1つの生き方でしょう。