「気付くと平日は一歩も外に出ていない」
「仕事をしたいけれどブランクがあるからどうせ雇ってもらえない」という悩みを持っていませんか。

家からほとんど出ない主婦の方を「引きこもり主婦」と呼ぶようになっています。この記事では主婦が家に引きこもってしまう原因や引きこもりを解消する方法を紹介します。自分も引きこもり主婦かもしれないと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

引きこもり主婦とは

最近、引きこもり主婦という言葉が聞かれることが多いですが、一体どのような人を指すのでしょうか。

引きこもりとは

引きこもりとは「仕事につかず、家事も通学もしていない15歳から34歳までの男女」と定義されています。そのため、基本的には若い世代の人が家で何もせずに過ごしている状態です。

引きこもり主婦と専業主婦の違い

引きこもり主婦の場合、家事を行っていることがほとんどのため、一般的な引きこもりとは異なります。また、主婦といっても20代から50代・60代など幅広い世代が当てはまるでしょう。

専業主婦と引きこもり主婦の違いは明確にはありません。どちらも仕事に就いていない状態ですが、引きこもり主婦は世間との関わりが極端に少ない人が当てはまるでしょう。

主婦が引きこもってしまう原因

主婦が引きこもってしまう原因を3つ紹介します。

①社会的に孤立してしまうから

1つ目は、社会的に孤立してしまうからです。結婚や出産を機に仕事を辞めてしまうと、社会と接する機会が減ります。

育児がひと段落してからもう一度働こうと思っても、ブランクがあってなかなか再就職ができない状況になってしまうこともあります。最近では主婦を積極採用している企業も増えているため、ブランクがあるからといって再就職ができないわけではありません。

②育児や家事で忙しいから

2つ目は、育児や家事で忙しいからです。

専業主婦の場合は自分がお金を稼いでいないという負い目を感じる方が多く、夫に育児や家事を頼みにくいと感じていないでしょうか。その結果、育児と家事を1人で抱え込んで、外出したり友人と遊んだりするような外部とのつながりを絶ってしまうことになります。

この場合は、子供が大きくなり手がかからなくなったら社会復帰をする方も多いです。ただし、育児が終わったら両親の介護が必要になるなど、年代ごとに家族にとっての変化がある可能性も。

③病気やメンタルの不調になったから

3つ目は、病気やメンタルの不調になったからです。一度病気やメンタルの不調をきっかけに家で静養することになった場合、再び社会復帰するためのハードルが高く感じられるでしょう。

特に残業が多かったり、パワハラなどの嫌な経験をしたりした場合は、また同じことを繰り返してしまわないだろうかと不安になって引きこもりがちになってしまいやすいです。まずは体調を回復させることが第一優先ですが、自分でも働けそうな環境を見つけてみましょう。

引きこもり主婦からの脱出方法

主婦が引きこもりから脱出するための方法を紹介します。自分でも試せそうだと思えることからチャレンジしてみてください。

外での楽しみを見つける

外で楽しめる用事を作る

家から出ることに抵抗を感じている場合は、まず外で楽しめる用事を作ってみましょう。おいしいものを食べに行くことや趣味のイベントに参加するなど、わくわくする予定を入れて、外出する習慣を付けてみてください。

美容や運動など自分磨きをする

家に引きこもっていると、自分の外見に無頓着になりがちです。服装・髪型・体型に自信が持てないと、さらに人前に出ることを躊躇するようになってしまうでしょう。

そのため、家の中でもなるべく身だしなみに気を遣い、美容や運動などの自分磨きをしてみてはいかがでしょうか。少しでも効果が出ると自己肯定感が上がり、外に出たくなる気持ちになるでしょう。

近所でパートを探す

夫の稼ぎで生活できていたとしても、専業主婦だと自分のためにお金を使うことをためらっていませんか。

自分でお金を稼いで自分や家族のために自由にお金を使えるように、パートやアルバイトを近所で始めてみましょう。近所であれば通勤時間が短く、パートやアルバイトで短時間でも入れるところから徐々に慣らしてみることをおすすめします。

自宅で自分を見つめ直して人生の目標を見つけよう

専業主婦の方が様々な理由で自宅に引きこもってしまう状態を、引きこもり主婦と呼びます。結婚や出産を機に仕事を辞めて、社会との接点が少なくなってしまいがちですが、仕事や趣味などを通して外で活動する時間を増やしていきましょう。